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vol.16
BMZ株式会社

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BMZ取締役社長 高橋 毅氏

「疲労軽減」「障害予防」「パフォーマンスの向上」五輪メダリストの足裏を支える高性能インソール

「アライメント」と呼ばれる骨格の配列は、人間の健康を大きく左右すると言われている。ちょっとしたバランスの歪みも長く続けば、肩こりや頭痛はもちろん、時には取り返しのつかない大きな怪我の原因ともなる。この骨格のバランスを整えることで足の機能を向上させる画期的なインソールを手掛けている企業がある。2018年よりEGG JAPANに東京オフィスを置いている株式会社BMZだ。
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「たかがインソール」と侮ってはいけない。同社が独自に開発したインソールは、医学的な研究結果に基づき「疲労軽減」「障害予防」「パフォーマンスの向上」を目的に製作され、ゴルファー、サッカー選手、野球選手、陸上選手など、数多くのトップアスリートから高い評価を集めている。中でもスキー日本代表、アルペンスノーボード日本代表からの信頼は厚く、自費で購入している選手も少なくないという。

同社取締役社長の高橋毅氏は「2014年のソチ冬季オリンピックで日本人選手が手にしたメダルのうち4個は、BMZのインソールを使って獲得したものです」と語る。

そもそも一般的なインソールは、足の裏全体を「固めて支える」という発想で設計されているため、運動性という点で難があった。しかしBMZが独自に開発したインソールは、足全体の骨格を支える「立方骨(cuboid)」をピンポイントでサポートすることで、安定性と運動性を両立している。使っているだけで、全身の骨格バランスが改善され、使用すればするほど足の筋力回復が見込めるため、多くのアスリートに愛されるのは当然だ。

高橋氏がインソールに興味を持つようになったのは、高校時代に体験した自身の故障がきっかけ。サッカー部に所属していた高橋氏だったが、足に合っていないスパイクで日々練習していたために、選手生命を脅かす深刻な故障を抱えてしまう。不本意ながらサッカーを諦め、地元のスポーツショップで働き始めた高橋氏は、サッカー用スパイクやスキー用ブーツについての知識を深め、やがて自らインソールを制作するようになっていったという。

「人間は正しく立たないと、必ず骨格が歪んできます。運動をしていればなおさらで、体重がかかるごとに筋力が低下して、やがて足裏の骨格が崩れてくる。その様な状態で運動すると怪我をするだけでなく、スポーツのスキルも身につきづらくなってしまう。ところが我々が作っているインソールには骨格を本来あるべき状態に保つ機能がある。怪我を防止しつつ、練習の質を高めることが出来ます」(高橋氏)

やがて高橋氏は、01年にオーダーメイドのインソールの製作とスキーブーツのチューンナップを行う企業を立ち上げ、翌02年には、早くもオリンピック出場選手からの依頼で靴の調整とインソール提供を行うように。さらに04年に有限会社BMZを創立した後も、プロダクトの改良、アスリートへの提供、医学的な研究結果の収集など、着実に実績を積み重ねてきた。

そんな高橋氏にとっての大きな転機は、17年にEGGJAPANに併設している「東京21cクラブ」会員になったことだという。

「我々は群馬県みなかみ町に本社を置いているという事情から、取引先企業の担当者と頻繁に打ち合わせをすることが困難であった為、物理的な距離が原因で商談が止まってしまうこともありました。ところが東京21cクラブの会員として週に一回EGG JAPANに通うようになると、お客様との打ち合わせや商談の機会が増えました。三菱地所が運営しているビジネスクラブの会員であることが信用に繋がり、話が前向きに進む機会が明らかに増えました。これからインソール業界でトップを目指す我々にとって、これ以上に適した場所はないと判断して、すぐにEGG JAPANへの入居を決めました」(高橋氏)

そんな高橋氏がビジネスを進める上で最も重要な資産と捉えているのが「時間」。東京駅の目前に位置するEGG JAPANにオフィスを構えた理由もそのあたりにあるようだ。

「東京駅周辺はビジネスの集積点ということもあって、我々よりもはるかに大きな会社の方が足を運んでくださいます。我々が出向いて商談するとなれば、1日に2〜3件が限界ですが、ここに来ていただければ1時間単位で商談を行うことができる。群馬の本社から1時間強で着く点も良いですね。現在週の半分は東京にいるのですが、通勤は苦になりません。フットワークも軽くなり、一日の半分は東京、もう半分は群馬ということも多々あります。」(高橋氏)

一般的に靴の市場は人口の10倍ほど存在すると言われている。日本国内に限定したとしても10億足という巨大なマーケットがあるというわけだ。しかしながら、靴の性能を大きく左右するインソールという分野に特化した企業は、世界でも数えるほどしかないのが現状だ。そんな中、画期的なプロダクトを開発し、着実に成果を上げている株式会社BMZの未来は間違いなく明るい。高橋氏は今後の展望を次のように語ってくれた。

「我々が一番大事にしているのは、ユーザーの皆さんに“速く走って欲しい”、そして“健康になって欲しい”という想いなので、インソール開発のノウハウを独占するつもりはありません。今後は様々なメーカーさんと協業していきたいですね。既にいくつかの有名シューズブランドさんとも協業のお話をしています」(高橋氏)

一流スポーツメーカーのシューズには、ビブラム、コンチネンタル、ゴアテックスはじめ優れたパーツを供給する外部企業のロゴが入っていることも珍しくない。近い将来、ナイキやアディダスのシューズに「BMZ」のロゴを発見する日がやってくるかもしれない。
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高橋 毅氏

高橋 毅(たかはしつよし)氏

高校時代にサッカーに打ち込み、県代表に選出されるほど実力だったが怪我のため選手生活を中断。その後、群馬県の総合スポーツショップに勤務する傍ら、スキーブーツやサッカースパイク、インソールへの知見を広げ、チューンナップや開発にも関わる。2001年にオーダーメイドのインソールの製作とスキーブーツのチューンナップを行う個人経営の店舗を開業。2014年に株会社BMZを創立。2022年の上場を目指している。

BMZ株式会社

2001年に群馬県みなかみ町で創業。スキーヤーの適正アラインメントの追求で培ったノウハウに、トップアスリートからのフィードバックを加え、画期的な高性能インソールを開発。スキー日本代表選手、アルペンスノーボード日本代表選手、プロゴルファー、J リーグ選手、プロ野球選手、陸上選手からの支持を集める。現在はビジネスからカジュアル用インソールも展開。" 足に対する貢献度「世界一」" という理念のもとで、常に新たな分野への挑戦と開拓を続けている。

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