2020年2月5日(水)、東京21cクラブにてイベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」と共同開催のイベント「Founders Night Marunouchi」を開催しました。

スタートアップの創業者がサービス立ち上げのきっかけから現在までの軌跡を語るこのイベント。第6回となる今回は、人事だけでなく社員全員が採用に取り組む「スクラム採用」を提唱する株式会社HERP代表取締役CEOの庄田一郎さんと、Peatix Japan株式会社 代表取締役の岩井 直文さん、モデレーターをPeatix Japan株式会社の畑 洋一郎さんが務めました。

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左からモデレーターのPeatix Japan株式会社 畑 洋一郎さん、Peatix Japan株式会社代表取締役の岩井 直文さん、株式会社HERP代表取締役CEOの庄田一郎さん

スクラム採用プラットフォーム「HERP Hire(旧名HERP ATS)」を提供する同社。複数媒体からの応募情報を自動で一元化し、採用進捗を社員にリアルタイムで共有できるHERP Hireは、2020年1月には導入企業数200社を突破しているといいます。

庄田さんは「スクラム採用」をなぜ提唱するに至ったのか。また、企業が「スクラム採用」を成功させるための秘訣は何なのか――。イベントの内容をお届けします。

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もう人事だけで採用はできない。現場主導の「スクラム採用」とは

 

「人材不足が深刻化している昨今、多くのスタートアップが採用に頭を悩ませています。そんな中、HERPほど採用に関する確固たる知見を持ち、実績にまで結び付けられているスタートアップは見たことがありません」

イベント冒頭、Peatix Japan代表取締役の岩井直文さんは、同社についてこう評しました。

庄田さんが採用に携ることとなったきっかけは、新卒で入社したリクルート時代にさかのぼります。当時、リクルートはビッグデータやAIの活用に力を入れはじめていました。それに伴い急務となったエンジニア採用に、庄田さんも携わることになったのです。

しかし、当時のリクルート社内にはまだあまりエンジニア採用の知見がない時期で、採用活動を開始した当初は苦戦を強いられたと庄田さんは振り返ります。そのような中でも、粘り強く方法を模索するうちに、庄田さんはエンジニアならではの思考や行動に気づきました。

「エンジニアの中には、Twitterを通して情報収集をしたり、コミュニケーションをとっている方が圧倒的に高い割合で多くいらっしゃいます。そこで、当時はまだ珍しかったTwitterを活用した採用活動を始めたんです。優秀なエンジニアの方にリプライをしたり、『自分もプログラミングを学んでいるので教えてほしい』という風なコミュニケーションをとり、まずはエンジニアの方々と個人として向き合い、お互いを知って仲良くなることから始めました」

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他にも、エンジニアの方々が楽しんで取り組めるコンテストをたくさん詰め込んだフェス型のイベントを開催したり、実際のサービス開発をチームで行っていただく長期ハッカソン形式のインターンシップを開催したり、エンジニアに訴求する採用施策を次々に実施。エンジニア採用の仕組みをゼロから築いていきました。

その後、2015年に庄田さんは独立しフリーランスを経てエウレカに転職。リクルートでの経験から、全社員が主体的に採用へ取り組む重要性に気付いていた庄田さんは、ある採用戦略を掲げます。

「リクルート時代に気づいたのは、エンジニアをはじめとした専門職の方の思考や行動様式に基づいたアプローチをしないと、採用は成功しないということでした。

そのためには、人事だけではなく、思考・行動様式を同じくする同職種の人たちが採用活動に関わった方が効率的で、かつ精度が高くなる。そこで、全社員が一丸となって採用活動に取り組むことをエウレカの採用戦略として掲げたのです」

結果として、エウレカでは半年で40人もの採用を実現。それらの経験を生かし、2017年3月に企業における「スクラム採用」の推進を支援するHERPを設立しました。

 

採用のプロが語る、「スクラム採用」を成功させる2つのポイント

 

「スクラム採用」の鍵は、主体となる社員をいかに巻き込めるかにかかっています。

「全社員が“スクラム採用”に前向きになるための秘訣とは何なのか」。モデレーターの畑さんにそう問われると、庄田さんは「社員が採用に関わるメリットを作ること」と答えました。

「弊社では採用施策の一環として、エンジニアのメンバーTechブログを書いてもらっています。その際に、HERPコーポレートサイトではなく、個人ブログアカウントに書いてもらう。そうすることで、レピュテーションが企業ではなく個人に蓄積するので、『もっと書いてみようかな』とモチベーションが自然と湧きやすくなるんですよね。」

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また、社員が採用に関わるハードルを下げるのもオススメだと、庄田さんは語ります。

「エウレカ時代には、社員の友人を3ヶ月で100人オフィスに招待することを目標に掲げました。初めから内定者数を目標に設定してしまうと、どうしてもメンバーの腰が重くなりがちです。ですから『仲のよい友人・知人・元同僚オフィス案内をしよう!』くらいの低めのハードルから採用に関わる感覚を掴んでもらうことが、成功の秘訣だと考えています」

日常業務に加え、採用に関する業務を担うのは、現場社員の負担にもなる。だからこそ、採用に関わる業務効率を上げる「HERP Hire」をより多くの企業に導入してもらうことで負担を軽減し、社員が採用に携わるハードルをより下げていきたい――。

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そんな庄田さんの言葉でイベントは締めくくられました。イベント後は懇親会を開催。参加者と登壇者が積極的に意見交換を行い、盛況のうちに終了しました。