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vol.4 Opower Japan

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vol.4 Opower Japan

  • カントリーマネージャー 公家尊裕氏
  • アジア太平洋地域 事業責任者 ナディームシェイク氏

消費者のことを最も深く分析し理解しているから、電力自由化時代を生き抜くサービスを提供できる。

エネルギー分野において、消費者のことを最も深く分析し理解している会社」。ナディームシェイク氏は、自身の会社についてこう表現する。

OpowerJapanが提供しているのは、電力に関するビッグデータ・プラットフォーム。世界中で増え続ける膨大なエネルギーデータの分析に技術を提供し、分析結果は行動科学に基づき、消費者にフィードバック。家庭ごとの電力消費の現状や、似たような家庭との比較のほかに、個々のユーザーに最適な省エネアドバイスなどが提供される。
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「家庭における電気使用量や気象データの分析から得られる情報はもちろん、消費者自身が登録する電気機器の使用状況などに基づき、より具体的なアドバイスが提供されるというのが特徴です。当社は、このソリューションの開発に160億円ものコストを費やしており、継続的に機能の向上を図っています。公益事業者側としては、このような高度なプラットフォームを活用することで、顧客満足度を高められるというメリットがあります」(ナディーム氏)

ユーザーにとって面白いのは、自分の家庭の電力消費量が、「同じ地域の省エネ上手な家庭」と比べてどのくらい多い、あるいは少ないのかが一目で分かるということ。カントリーマネージャの公家尊裕氏は、「『コスト削減や環境のために省エネしましょう』というよりも、『お隣はあなたよりも電力を使っていません』というほうが省エネのメッセージとして効果的であり、その背景にある行動科学の活用がOpowerJapanのサービスの根源にある」と明かす。

「お隣さんが省エネしているのなら自分だって、という気持ちをあおりつつ、楽しみながら取り組める省エネの情報を提供するというのが、我々のプラットフォームの特徴です。消費者との交流を促進するツールとして、多くの公益事業者に利用していただきたいです」(公家氏)

その言葉の通り、彼らが提供するプラットフォームは、公益事業者と消費者をつなぐツールとして注目されている。例えば日本の場合、これまで独占的に電力の供給を行ってきた電力会社も、2016年の完全自由化以降は、さらなる競争の波にもまれることは間違いない。「ライバルよりもお客様を知らなければならないというニーズは、これまで以上に高まっていくと思われます。お客様に満足をもたらし、お客様のことをより知ることのできるツールとして、お役に立てるはずです」(公家氏)

現在、東京電力にサービスを提供しているOpowerJapan。今後は、その他の電力9社に対する働きかけのほか、ガス会社にもサービスの提供を図っていきたいと考えている。

また、丸の内という地の利を生かし、顧客満足に関するセミナーなども開催していきたいと語る。
世界ではこんな状況になっている、こんなサービスがお客様に喜ばれているなどといった新鮮な情報を、EGGJAPANのファシリティーを利用して発信していきたいと思っています」(公家氏)
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ACTION

日本市場への参入

日本のエネルギー市場は、世界でもまれなほど巨大で成熟しています。それゆえに日本への参入は難しいといわれていますが、一方で優れた能力を持った人たちを集めやすいという利点もあります。現にOpowerJapanは、優秀なメンバーとともにうまく回り始めていると実感しています。今後もこの丸の内という場から、公益事業者にとって有用な情報を積極的に発信したいと考えています。

スーザン サロップ

ナディームシェイク氏

ウィスコンシン大学で生産管理工学学士、カリフォルニア大学で経営学修士取得。ドイツ連邦政府やルフトハンザ航空などで要職に就いたのち、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて資源効率化や持続可能性に関する事業に携わる。2010年Opowerに入社。アジア太平洋地域の事業責任者として活躍。

公家尊裕氏

1989年中央大学文学部卒業後、日本ディジタルイクイップメント(現日本ヒューレット・パッカード)に入社。複数の企業の経営に携わったのち、2010年シスコシステムズ執行役員、12年ノベル社長、13年コベリティ日本担当副社長を経て、14年OpowerJapanカントリーマネージャに就任。

Opower Japan

アメリカを中心に9カ国95社の公共事業会社と連携。
Opowerの技術により5000万世帯以上の顧客にエネルギー消費の最適化支援などのサービスが提供されている。

2013年に日本オフィスとしてOpowerJapanを開設し、東京電力株式会社と業務提携。
東京電力のユーザーは、同社の顧客向けポータルサイト「でんき家計簿」からOpowerJapanが提供する
エネルギー消費に関する情報を得ることができる。

日経ビジネスアソシエ2014年11月号
 別冊付録「MARUNOUCHI THE PRESS」内から
抜粋し、再編集したものです。
無断転載を禁止します。
カメラマン:佐々木実佳  ライター:朝倉真弓

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