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vol.12 Nauto Japan合同会社

Nauto Japan合同会社

vol.12 Nauto Japan合同会社

代表 井田 哲郎氏

AI×ドライブレコーダーで安全を確保し
自動運転の未来を切り開く米国発のスタートアップ

Google、Apple、Uber、Intelなどの大手IT企業が「レベル4」と呼ばれる無人運転の分野で激しい開発競争を続ける一方、すでに米テスラ社は半自動運転技術を実用化している。
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こうした自動運転車に必要となってくるのが、画像情報から歩行者や車などを特定し、次の動きを予測する「算式」いわゆるアルゴリズムと呼ばれているものだ。しかし、その開発には膨大な走行データが必要とされる。

この「コンピューター・ビジョン」と呼ばれる画像認識技術、そして人工知能アルゴリズムを開発するアメリカ発のスタートアップが「Nauto」だ。いま同社が売り出しているAI連携「ドライブレコーダー」は、運転手の安全を守るものであると同時に自動運転の未来を切り拓く壮大な野心が組み込まれている。

「交通事故の原因のほとんどが脇見運転だと言われています。また現在の“半自動運転車”も運転手が前を向いている必要がある。つまりドライバーをモニタリングすることが交通事故を減らすことにつながるのですが、実はそうしたサービスは多くはありません。Nautoのドライブレコーダーならば、運行管理やドライバーヘのリアルタイム危険予防、さらにドライバーのリスクをスコアリングすることも出来ます。映像ベースですから、これまでは単純に“悪い”と判断されて来た急加速や急ブレーキについても、シチュエーションを加味した形で正しく評価することが出来るんです」

現在Nautoでは、一般車両と比べ走行時間の長い法人車両をターゲットにデバイスの販売を行っている。その目的は法人車両をより安全にすることだが、それと同時に走行データを集める。そう、Nautoは単に高性能ドライブレコーダーを扱うだけの企業ではない。彼らが中長期的な商材と位置付けているのは、ドライブレコーダーによって収集したデータそのもの。そしてデータを元に開発する予定の自動運転アルゴリズムなのだ。

「我々のビジネスにおける一番のコアは将来の自動運転向けの技術開発です。その将来の要素技術をドライブレコーダーというある意味どこにでもある商材に搭載することにより、今日のドライバーさんを安全にしたいと思っています。そんなドライブレコーダーによって集めたデータを使って、新しい価値を提供し、最終的には我々が持っているテクノロジーを日本の企業さんに提供させていただきたいですね」

そんな井田さんは2006年に新卒でトヨタ自動車株式会社に入社。ブラジルにてレクサスブランドの立ち上げなどに携わった後に、「ビジネスを自分自身の力で立ち上げたい」との思いから、2014年に8年間勤務したトヨタを退社し、MBAを取得したのちに、2016年にシリコンバレーのスタートアップ「Beepi」に参画した。同社は300名を数える社員を抱え、ユニコーン企業と目されるも資金調達の問題で閉鎖してしまう。

「僕がNautoへ参画したのはその翌年です。始めて1〜2年で結果が見えてしまうのがスタートアップ。やはりスピードを持って決断をしなければいけません。今の会社に私が入って半年。そして日本法人の立ち上げが3〜4ヶ月前。そこから丸の内にオフィスを立ち上げましたから、本当に“高速”ですよね(笑)。正直ハードだけど、チャレンジングで楽しいし、とても刺激的ですよ!」

井田さんは、丸の内にオフィスを構えた理由として、クライアントとなる企業のオフィスが多いこと、そして新丸ビルが持つ信用力をあげてくれた。では実際にEGG JAPANを利用してみての感想はどうだろうか?

「とにかく貸しオフィスとしてのレベルが高い。細かいニーズまでしっかり聞いてくれますし、常に次のことを考えてくれる。『こういうお客さんだったらお声掛け出来ますけど』という形で、大企業さんとのネットワークをご提供いただけるのも非常に大きいです」

井田さんは<最終的に社会にどういうバリューが出せるのか>を考えながらビジネスに臨んでいるという。

「Nautoはアメリカから来る形になったので、ともすれば“黒船”と受け取られがちです。しかしNautoが作るプラットフォームは、日本の企業がオープンに採用していただけるようなものにしたいと思っています。日本の社会は、そういうオープンな形でのイノベーションが起こせるような体質になっていかないといけない。日本の企業を元気にする手助けが出来るというところにも、僕は価値を感じているんです」

常に先を見据えたスピーディーな動き、そして明るい社会の実現を目指すポジティブな姿勢で、日本の自動車業界、ひいてはビジネスシーンを盛り上げてくれそうだ。
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井田哲郎氏

井田 哲郎(いだてつろう)氏

大阪大学法学部卒業後、2006年トヨタ自動車に入社。MBA取得を経て、2016年シリコンバレーのスタートアップ「Beepi」にて、オンライン中古車マーケットプレースの立ち上げに参画。翌2017年「Nauto」へ参画。同年6月に日本支社設立と同時に帰国し、日本代表に就任。

Nauto Japan合同会社

2015年に米国のカリフォルニア州・パロアルトで起業したスタートアップ。

人工知能(AI)を利用してドライバーの運転状況などをリアルタイムで学習するシステムを開発。
システムより収集したデータ・分析を活用し自動運転の安全性の向上を目指す。

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