今回のテーマは「丸の内発オープンイノベーション!担当者が語る実証実験のリアル」。昨年12月に丸の内で実施された自動運転バス実験の担当者であるSBドライブ株式会社坂元さんと三菱地所株式会社奥山さんにご登壇いただき、両社における実証実験取組みの狙いから、意味のある実験とするために必要なポイントまで幅広くお話をいただきました。

■登壇者事業紹介
SBドライブ株式会社 企画部 プランニングディレクター 坂元 政隆さん
三菱地所株式会社 街ブランド推進部 オープンイノベーション推進室 統括 奥山 博之さん
■パネルディスカッション:「丸の内発オープンイノベーション!担当者が語る実証実験のリアル」
■質疑応答
■ショートスピーチタイム

sbドライブ坂元さん

まずは坂元 政隆さんによる自己紹介。自動運転に関するビジネスの立案やマーケティングに取り組むチームに所属し、昨年12月に三菱地所と実施した実証実験ではリーダーを務められた方。

地所奥山さん

三菱地所 奥山 博之さんは大手町、丸の内、有楽町の3つの街のブランドをどう高めていくかをミッションに、AIやIoT、ロボットに着目した新たな取り組みに挑戦していると語られました。

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その後、モデレーターを交え、パネルディスカッションを開催。今回丸の内での実証実験実施の経緯を聞かれると「今年3月30日の『未来投資会議』でも、安倍首相が2020年に向けて東京臨海で自動運転を進めると宣言し、自動運転の機運が確実に高まっています。本件は東京都より声かけいただき、共同プレイヤーであるソフトバンクさんとSBドライブさんも紹介いただきました。SBドライブさんとソフトバンクさんは自動運転の技術やオペレーションを担い、実証実験に必要な場所の確保や行政の手続きは当社が提供しました」と奥山さん。

今回実験に参画した理由として、坂元さんは 「これまで北海道や沖縄などの地方都市で実施されていた実証実験を都心で実施した事例は、業界として新しい動き。新たなデータや試乗者の反応、今までにないPR効果にも期待を込めた挑戦だった」とお話しいただきました。

また、パートナー選びのポイントについては「実際に導入することを念頭におき、各事業者の将来に繋がるサービスを提案することが大切だ(坂元さん)」「ただ新しいだけの技術ではなく、それを使ってエリアで働く人たちが、どのように快適になるのか、便利になるのか?リアルなイメージを持たせてくれるプランには積極的に協力していきたい(奥山さん)」と語られました。

意味のある実験とするため心がけているポイントとして、「毎回色んな効果測定を行っている(定量、定性)。さらに毎回の実験では、効果測定を元に新たな技術やサービスをアドオンしながら取組みを行っている(坂元さん)」。「メディアへの露出は意識している。街のブランド醸成観点で言うと、繰り返しメディアへ取り上げられる事も重要だと認識しているので、実験の際は、当社の方でメディアにも積極的にアプローチを行う(奥山さん)」との事。

最後に、各種実験に取り組む両者のモチベーションを語っていただいきました。「今回の丸の内の実証実験で試乗者から『本当に楽しみにしている。期待している』との声をいただき、モチベーションが向上した。自動運転車が街中を走り回る未来を私たちと一緒に信じてくれる、少しでも興味を持ってくれる方と一緒にビジネスを進められるように期待している(坂元さん)」

「丸の内の実証実験をきっかけに、多くのメディアに取り上げられ新しい仕事が生まれた。街をより活性化するために我々もチャレンジしていきたい。新たな事業やサービスの立ち上げを検討されているベンチャー、大企業の方がいらっしゃれば、是非お気軽にお声かけください(奥山さん)」。

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最後のショートスピーチタイムでは、東京21cクラブ会員の大企業、ベンチャー企業を代表して以下5社の皆様にご登壇いただきました。
ITD Lab 株式会社 取締役 副社長 紫垣 卓男さん
ZEROBILLBANK JAPAN株式会社 代表取締役 堀口 純一さん
ディーエルジービー株式会社 代表取締役 木村 聡太さん
戸田建設株式会社 価値創造企画ユニット 斎藤 寛彰さん
日本ユニシス株式会社 グループマーケティング部 部長 古林 幹教さん

登壇各社ともに、外部連携による各種実験や協業取組みを模索しており、短時間で各社取組みをアピールいただきました。