2017年9月6日(水)に、EGG JAPANにて「丸の内フロンティア」を開催しました。今回は、「VRが切り拓く!新たな市場、顧客サービス」をテーマに、VRの活用法や実際の導入事例を紹介しながら、新たなサービスについて活発に議論が交わされました。

■講演:ナーブ株式会社:VRを利用した事業の開拓について
■講演:日本航空株式会社:自社のVR導入事例について
■講演:三菱地所レジデンス株式会社:力を入れている取り組みについて
■セッション:「VRが切り拓く!新たな市場、顧客サービス」
■質疑応答
■ショートスピーチタイム

_ナーブ多田さん

はじめに、ナーブ株式会社 代表取締役の多田 英起さんにご登壇いただきました。同社が目指すのは「ライフサポートVR」。「もしも」が見えれば人の暮らしはもっと豊かになる。部屋の内見や旅行体験などのVR導入事例を挙げながら、情報でモノを買う時代から体験に基づいた“感覚で買う”社会にシフトしたいと述べられました。

_JAL森田さん

次に、日本航空株式会社 事業創造戦略部 事業戦略グループ グループ長である森田 健士さんに、同社におけるVRを使った新しい施策についてご紹介いただきました。サンフランシスコとボストンの空港内で、エコノミークラスをお申し込みのお客様に対し、VRグラスを通して、プレミアムエコノミーのお席をご案内、その結果、過去最高のアップセルを記録しました。またVRグラスを通して、スタッフとお客様がよりフレンドリーなコミュニケーションをとるきっかけにもなったというエピソードをご紹介いただきました。今後は、このような取り組みをプラットフォーム化していきたい、と結ばれました。

_三菱レジ日比さん

最後に、三菱地所レジデンス株式会社 販売業務部 顧客コミュニケーション室 コミュニケーション推進グループで主任を務める日比 剛史さんにご登壇いただきました。同社はナーブ社が提供するサービス「VR内見™」システムを今年3月に導入されています。マンションブランドや戸建事業、築古ビルをバリューアップしてリースするマスターリース事業などに取り組んでいます。

_セッション全員③

その後、モデレーターに株式会社電通 ビジネスクリエーションセンター ビジネスイノベーション戦略室 次世代領域推進部長の足立 光さんを迎え、4名の登壇者によってセッションが行われました。

まずは多田さんに対して、VRを事業に導入する際に生じた問題とその解決法を伺いました。例えば、VRで内見を実現したい場合には、再現する空間と同じだけのスペースが現場にも必要です。多田さんは導入先に十分な空間がなかった失敗例を挙げ、VRを導入する環境を整える必要があると述べられました。

日比さんに対しては、VRという新しい事業を社内でどのように説明して導入するに至ったか、質問が投げられました。従来の現場フローを一気に転換するのは難しい。十分な説明機会を設けて現場の理解を得ることが大切だと語られました。

森田さんには、VRによるパフォーマンスを実施した空港で得られた消費者のリアルな声や、社内の意見について伺いました。新規の取り組みへチャレンジする1つのポイントとして「導入に否定的な風潮が社内にあったとしても、多少強引にでも実証実験をすることが大切だ」と語られました。

_セッション全員②

今回の講演とセッションに対して参加者から質疑応答を募ると、「ARではなくVRを選んだ理由」、「VRを使ったイノベーションとは」、「VRを利用した効率化やコスト削減について」など、登壇者に向けて次々と質問が投げかけられました。

消費者のニーズとVRが結びつくことで、不必要なコストを削減することも可能となる。VR活用のメリットが明らかになったところで、質問が尽きないうちに終了の時間となり、セッションは白熱のうちに終了しました。

丸フロ (ナーブ)

最後のショートスピーチタイムでは、以下5社のベンチャー企業の皆様にご登壇いただきました。

■ITD Lab株式会社 紫垣 卓男さん
■株式会社リアルナ 井佐原 裕介さん
■株式会社クレシオ 田代 真也さん
■株式会社ハタプロ 伊澤 諒太さん
■株式会社BMZ 山中 保さん